2018.03.30ブログ
ピラティス エルダー (その8)
今回は メアリー・ボウエンから聞いたブルース・キングの話をシェアします。
まえにご紹介したエルダーのメアリー・ボウエンはジョセフ・ピラティス、ジョーの弟子の
1人ブルース・キング、その後 ロマーナ・クリザノスカにピラティスの指導を受け、ロマーナから教えてもいいと言われて教え始めたそうです。
80歳すぎまで指導を続けた他のエルダーに比べると ブルース・キングは60代で亡くなった
ので情報が少ないです。ですからメアリーからブルースの話を聞くのはとても楽しかった
のです。
ブルースは他のエルダーと同じようにニューヨークで活躍したダンサーで、1970年代に脚のケガがきっかけでジョーに出会いました。ジョーと同じようにシークエンスを繰り返し練習するように指導する、いまではクラシカルと呼ばれるスタイルの先生でした。
メアリーは29歳のときジョーに学び初めました。その頃は 同じ事を繰り返すのは退屈で 自分で勝手に変えてしまったこともあったそうです。でもジョーはそれを見ても気にせず 怒らなかったそうです。ジョーが亡くなって 50歳のときブルースに学び始めて はじめてシークエンスを理解したそうです。同じことをしても身体の感じかたは毎回違うことを知ったのです。
「ブルースは犬が大好きでね、私が始めたときは2匹、その後はもう1匹増えて3匹の犬が
スタジオにいました。とてもお利口でセッション中はおとなしくしていたのよ」メアリーの
話を聞いていると状況が目に浮かぶようです。