早くも2月になりました。まだ寒いですが暦の上では立春。春は近づいています。

 

さいきんは日本でもすっかり器具をつかうピラティスが広まりました。数年前まではよく「ヨガとどう違うんですか？」聞かれたものです。そして男性やシニアの割合が増えたと思います。

うちのスタジオの最高齢のお客さまは87歳(今年88歳！)です。お元気なお姿を見るのは楽しく、すこしでも健康維持のお役に立てていれば嬉しいです。ピラティスの特徴のひとつは長く続けられることです。ケガをしても妊娠しても高齢になっても人生のどのステージでもできます。

ピラティスはいつまで効果を期待できるのかと思っていたとき、アメリカのシカゴのインストラクター(Eme Colesさん)が認知症になった自分の父親にピラティスを指導した体験を書いたものを読みました。

通常は発症するとじょじょに心と体の繋がりがなくなっていくのが、エクササイズをつづけることによって最後まで維持できたそうです。体を動かすことで高揚感がえられ、認知機能、バランス、身体の整合能力を改善することができ、良い睡眠をとることができた。そして日常生活でも、この病気にみられる気分の落ちこみや攻撃性を抑えることができたそうです。

ピラティスはMind-Body エクササイズといわれます。ジョーがContrology (コントロロジー)と名付けたこのエクササイズは心と身体を自分でコントロールするものです。ピラティスをすることによって得られるこの感覚は普段の行動にも影響を与えるのです。

 

花粉症もはじまっているようです。くれぐれもご自愛ください♪