2017.11.18ブログ
ピラティス エルダー (その3)
今年83歳になるロリータ・サン・ミゲルは現役で指導を続けている数少ないエルダーの
ひとりです。ジョセフ・ピラティスやその直弟子のことが今では伝説ように語り継がれて
いるなかで「リビング レジェンド」(生きている伝説)と言われています。
ダンサーだったロリータは足のケガがきっかけでピラティスに出会いました。ジョセフ
ピラティスに学んだ後、プエルトリコに行き バレエ団を立ち上げダンサーを育成しました。
1990年代にアメリカに戻りPMAの設立に貢献するなど 数少ないエルダーのひとりとして
活動を始めます。
ロリータが初めてジョセフ・ピラティスの生誕の地 ドイツの メーヘングラッドバッハ
(Monchengladbach)を訪れたとき、地元の人達にジョーのことを聞いても誰も知らなかった
そうです。人々にこの地を知ってもらうため、2010年にジョーの記念碑を建て コンフェレンスを
始めました。
メーヘングラッドバッハは特長がない小さな街です。始めた頃は小さなコンフェレンスでし
たが 、今では街をあげてのイベントになり有名になってきました。
ジョーは晩年、自分のメソッドが思うように広まらないことを嘆き、落ち込むことが
あったそうです。こんなに短期間に世界中に広まったのは、ジョーの意志を継いだ直弟子
の功績で、エルダー全員がパズルのピースのようにとても重要で メソッドを広めていくための役割が
あったと思います。